適用範囲
記載されたメーカー参考モデルに適用されます。配線は実機のハードウェアリビジョンと一致させてください。
制御方式と純正ECUの役割
F/IC6は純正ECUを動作させたまま信号を補正します。インジェクターの噴射パルス幅と指定の入力信号に介入します。点火補正は遅角のみで、スタンドアロン点火ECUでも進角装置でもありません。
チャンネルと電気的制限
動作範囲、ドライバーの上限、測定範囲は別々に扱ってください。SW12は電流制限付きのハイサイド出力であり、任意のアクセサリーに使える汎用電源ではありません。
| 項目 | 仕様/リビジョン条件 |
|---|---|
| モデル / 部品番号 | 30-1910 |
| インジェクター出力 | インジェクター信号への介入:6系統 |
| キャリブレーションマップ | 設定可能な6つのマップ、各21 × 17セル |
| 燃料補正 | 純正インジェクターの噴射パルス幅を増減 |
| 点火補正 | 遅角のみ。負荷信号はMAP、MAF、TPSから選択 |
| 吸気管圧力 | 内蔵MAPセンサーを絶対圧の負荷入力として使用 |
| 電気信号 | MAF、アナログA/B、O2の信号補正マップ |
| ソフトウェア / 通信 | AEM F/ICソフトウェア / USBドライバー |
| 動作電源電圧 | 8–15 V DC |
| 内部ログメモリー | 64 KB |
| 内部ログの記録間隔 | 10–1275 ms。最短間隔で100サンプル/秒 |
| 内蔵MAPセンサーの測定範囲 | 絶対圧2–40 psia。精度±0.5 psia、分解能0.1 psia |
| MAF / アナログ信号の電圧範囲 | 入出力とも0–6 V。過負荷保護付き |
| インジェクタードライバーの電流上限 | ドライバー電流上限1.7 A、過負荷保護付き |
| スイッチ式12 V出力 | ハイサイドドライバー、最大6 A |
| キャリブレーション切り替え | ユーザースイッチ入力で2つのキャリブレーションを選択 |
| O2補正電圧範囲 | 0–4.95 V |
並列での信号取り出しと信号への割り込み接続
並列接続(tap)は既存信号を読み取ります。割り込み接続(intercept)は信号源側と純正ECU側を別々に接続します。インジェクター、クランク、カム、MAF、O2の信号方向を確認してください。2つの接続方法は置き換えられません。
負荷軸とキャリブレーションマップ
内蔵MAPセンサーは絶対圧2–40 psiaを使用します。過給圧のゲージ圧40 psiではありません。F/IC6の燃料・点火・アナログ信号マップはそれぞれ役割が異なり、1つのマップを変更するだけでは純正ECUの閉ループ燃料補正には対処できません。
データ記録・確認・モデル間の違い
本体内の記録メモリーは64 KB、記録間隔は10–1275 msです。10 msは100サンプル/秒に相当します。SW12の上限は6 A、O2補正範囲は0–4.95 Vです。他のF/ICモデルの制限値を流用しないでください。サブコンの補正とあわせて純正ECUの動作も記録してください。
参考資料
- AEM F/IC6 — 取付説明書 30-1910
- 文書の言語: 英語
- 文書の版: Rev August 2013
- 参照章: はじめに、配線、ソフトウェアのマップ、データ記録、仕様
