適用範囲

記載されたメーカー参考モデルに適用されます。配線は実機のハードウェアリビジョンと一致させてください。

制御方式と純正ECUの役割

F/IC8は純正ECUを動作させたまま信号を補正します。インジェクターの噴射パルス幅と指定の入力信号に介入します。点火補正は遅角のみで、スタンドアロン点火ECUでも進角装置でもありません。

チャンネルと電気的制限

動作範囲、ドライバーの上限、測定範囲は別々に扱ってください。SW12は電流制限付きのハイサイド出力であり、任意のアクセサリーに使える汎用電源ではありません。

機能と電気仕様
項目仕様/リビジョン条件
モデル / 部品番号30-1930
インジェクター出力インジェクター信号への介入:8系統
キャリブレーションマップ設定可能な8つのマップ、各21 × 17セル
燃料補正純正インジェクターの噴射パルス幅を増減
点火補正遅角のみ。負荷信号はMAP、MAF、TPSから選択
吸気管圧力内蔵MAPセンサーを絶対圧の負荷入力として使用
電気信号MAF、アナログA/B、O2の信号補正マップ
ソフトウェア / 通信AEM F/ICソフトウェア / USBドライバー
補助出力ブーストソレノイド用PWM出力、周波数式MAF信号の補正
動作電源電圧8–15 V DC
内部ログメモリー2 MB
内部ログの記録間隔10–1275 ms。最短間隔で100サンプル/秒
内蔵MAPセンサーの測定範囲絶対圧2–40 psia。精度±0.5 psia、分解能0.1 psia
MAF / アナログ信号の電圧範囲入出力とも0–6 V。過負荷保護付き
インジェクタードライバーの電流上限ドライバー電流上限1.7 A、過負荷保護付き
スイッチ式12 V出力ハイサイドドライバー、最大1 A
キャリブレーション切り替えユーザースイッチ入力で2つのキャリブレーションを選択
O2補正電圧範囲0–3.5 V

並列での信号取り出しと信号への割り込み接続

並列接続(tap)は既存信号を読み取ります。割り込み接続(intercept)は信号源側と純正ECU側を別々に接続します。インジェクター、クランク、カム、MAF、O2の信号方向を確認してください。2つの接続方法は置き換えられません。

負荷軸とキャリブレーションマップ

内蔵MAPセンサーは絶対圧2–40 psiaを使用します。過給圧のゲージ圧40 psiではありません。F/IC8の燃料・点火・アナログ信号マップはそれぞれ役割が異なり、1つのマップを変更するだけでは純正ECUの閉ループ燃料補正には対処できません。

データ記録・確認・モデル間の違い

本体内の記録メモリーは2 MB、記録間隔は10–1275 msです。10 msは100サンプル/秒に相当します。SW12の上限は1 A、O2補正範囲は0–3.5 Vです。他のF/ICモデルの制限値を流用しないでください。サブコンの補正とあわせて純正ECUの動作も記録してください。

参考資料

AEM F/IC8 — 取付説明書 30-1930
文書の言語: 英語
参照章: チャンネル割り当て、補助出力、データ記録、仕様